人工知能(AI)、自動運転車、5G、ドローン、IoTなど昔にはなかった言葉まで一般化し、ここ近年でますますテクノロジーの飛躍的進歩を感じるようになりましたね。テクノロジーは私たちの暮らしを便利にしてくれていますが、それにはどういった影響があるのでしょうか。
経済
今後もロボットや機械がどんどん進化を遂げ、5Gによりインターネットのスピードが上がることによって、仕事の効率、生産性が向上します。それによって、企業は更なる収益を生み、世の中の経済の動きは活性化されると言われています。アクセンチュアが行った世界経済の総生産の50%以上を占める先進国12か国についてAIが与える影響の調査によると、労働生産性は最大40%高まり、2035年には年間経済成長率が倍増する可能性があるとのことです。
脳
スウェーデンで発売され日本でも話題になった本「スマホ脳」では、テクノロジーへの依存による集中力、記憶力、幸福度などに対する影響への懸念が示されていました。また、Dell Technologiesの研究「Brain on Tech」によると、問題のあるテクノロジーに接した際に26以下の従業員はそれ以上の年齢の従業員に比べて二倍ほどダメージを負うことや、問題のあるテクノロジーと携わったのちに性能の良いテクノロジーを使う際には子犬のビデオを見ている時と同様の興奮が見られたことなどが明らかになりました。これほどテクノロジーが脳に及ぼす影響は大きいということになります。
気候変動
年々深刻化が心配されている地球温暖化、気候変動ですが、その対策にも数多くのテクノロジーが使われています。温室効果ガスの排出量の削減として、その使用エネルギーのどのぐらい多くをグリーンなものに変えることが出来るか、ということがカギになってきます。RS Componentsの調査によると、グリーンエネルギーの使用に関する特許取得に取り組んでいる会社としてMitsubishiが一位にランクインしています。このように政府だけでなく、企業がリーダーシップを取って、新たなテクノロジーを進化させ、拡大防止対策を取っていくことが大事になってきます。
就職
現在では、飲食店やお店、工場、医療などで主に活躍している人工知能(AI)やロボットがこれからは更に多くの分野で活躍するようになります。どんな仕事がAIには取られないのか、どの職業はこの先20年以上存在するのか、人々はそんなことを考えるようになりました。また、AIに関わる仕事が出来る人材を増やすためにプログラミング教育が義務化され、人々のテクノロジーへの興味関心は年々増していることが顕著です。テクノロジーの進化によって、ほとんどの簡単作業や事務作業の仕事がロボットによって行われることになり、失業の拡大に繋がることが懸念されています。
しかしその一方で、日本は少子高齢化が深刻であるため人材不足を防ぐためには良案、AIによって仕事が減少どころか新たな仕事が今後も増えていく可能性が高いなどの意見もあります。
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